東北大学 サイバーサイエンスセンター

センター長の挨拶

 

東北大学
サイバーサイエンスセンター長
菅沼 拓夫

東北大学サイバーサイエンスセンターは、その前身である東北大学大型計算機センターが、大学教員などの研究者が学術研究等のために利用する全国共同利用施設として1969年に設置されて以来、50周年を迎えました。現在は、学内共同教育研究施設等、かつ全国共同利用に資する共同利用・共同研究拠点として、研究、教育等に係る情報化を推進するための研究開発、並びに情報基盤の整備・運用を行い、本学の高度情報化の推進において中核的な役割を担うセンターとして設置されています。

第3期中期目標・中期計画期間(2016年~2021年)における本センターの目標として、以下を掲げています。

  • 世界最先端の情報基盤を整備・運用し、先端的な利用技術及び次世代の情報基盤に不可欠な研究開発を行い、独創的な研究推進の環境を創生し、この分野の指導的人材を育成することによって学術研究や産業、地域、文化に貢献する。
  • 共同利用・共同研究拠点として、全国の大学等に大規模科学計算機資源を提供するとともに、次世代の情報基盤の研究・開発を行う拠点として先端的研究成果を追求する。

高度情報化における重要なインフラである高性能計算技術や情報通信基盤は、研究活動ばかりでなく、事務機能や教育を支える重要な役割を担っています。本センターは、先端情報基盤とその整備・運用に関する研究を推進し、当該成果の学内外への提供並びに利活用の支援・促進を目標に、世界最先端の大規模科学計算システムの整備・運用・利用と、最先端の情報基盤の整備・運用・応用の支援について研究開発を実施しています。また、情報科学研究科、工学研究科及び医工学研究科の協力講座として教育・研究にも積極的に従事し、情報通信分野、計算機科学分野、及びその医療応用分野などでの学術的な貢献や、人材育成にも取り組みながら、その役割を広げつつ発展してきました。学内外の高性能計算研究組織との協力体制の充実、及び先端情報基盤に関する国内外の研究機関等との連携協力体制の整備にも努めています。

サイバーサイエンスセンターは、情報通信技術の臨床学的研究・教育フィールドという特徴を生かし、当該分野の発展、及び実践的・学際的な人材の育成に全力で取り組んで参りますので、今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。