研究開発部等

本学総合情報ネットワークシステムの企画・運用・管理支援と、その充実に関する研究開発を行っています。

また、先端情報通信基盤とその運用・高度利用に関する研究開発、および情報セキュリティの基礎理論研究等に取り組んでいます。

大規模科学計算システムを用いた世界最先端の計算環境の提供を通して、次世代超高性能スーパーコンピュータシステムを実現するハードウェアおよびシステムソフトウェアの基本要素技術、スーパーコンピュータシステムの卓越した情報処理能力を最大限に引き出せる革新的なアプリケーションの設計・開発を中心に研究を進めています。

情報セキュリティの確保のために重要な暗号技術・暗号理論に関する研究を行っています。

具体的には、トランプのようなカード組をはじめとする物理的な道具を用いて秘密計算やゼロ知識証明等の暗号技術を実現する物理的暗号プロトコルの考案・開発やモデル化、計算限界の解明等に取り組んでいます。

本学の情報サービス基盤および各種情報サービスの企画・運用・管理支援と、その高度な利用に関する研究開発を行っています。

また、人間・社会・環境を構成する多様な主体が高度に相互連携する新たなコミュニケーション環境の実現に向け、各種構成要素の協調・調和に基づく、多元情報通信基盤技術の研究開発を進めています。

実世界でセンシングされる情報を集約し分析すると共に、その結果を効果的に実世界にフィードバックできるサイバーフィジカルシステムに関する研究を行っています。具体的な技術として、医療・健康福祉に関連した先進的センシング、高度画像解析アルゴリズム、バーチャルリアリティシステムなどの開発に取り組んでいます。

本学及び本学関連組織の高度なデータ駆動型教育・研究を支えるため、教育・研究データの効率的な収集・保存・管理・分析・利活用ができるデータプラットフォームの企画・運用・管理支援と、関連技術の研究開発を行っています。また、データプラットフォームの高度化に資する高性能・大容量・高信頼・高機能なデータレイク、ストレージシステム、クラウドストレージ等の先端技術に関する研究開発を推進しています。

HPCに関する産学連携研究拠点として、プログラムの高速化技術の研究開発と次世代スーパーコンピュータに関する研究開発を行っています。
NECからHPCシステム及びアプリを専門とする技術者を客員教授・客員准教授として招き、大学の研究者と密接に連携し、センターで運用しているスーパーコンピュータの高度利用技術の研究開発と、そこで得られた知見を生かして次世代スーパーコンピュータ実現のための要素技術に関する研究開発を行っています。

教育研究機関向けの安全なアクセスネットワーク及びクラウドの基盤を構築するための研究開発を行っています。国立情報学研究所や、欧州の研究・教育コミュニティのGÉANTとも協働して、国際学術無線LANローミング基盤eduroamの展開と高度化に関する研究開発を行っています。
国内外の通信事業者との協同により、便利で安全、かつ、障害や災害にも強い、ネットワークローミング及び関連のクラウドサービスの技術開発と社会実装を行っています。